エジプト・ギザのピラミッド群にある大ピラミッド(クフ王のピラミッド、右)とカフラー王のピラミッド(2024年5月3日撮影)。(c)Jewel SAMAD / AFP 【5月17日 AFP】エジプトの30を超えるピラミッド群沿いにかつて流れていた「失われた川」の痕跡が発見された。古代エジプト人がピラミッド建設に使った巨石をどのように運んだのかという謎を解く鍵となる可能性がある。 16日に学術誌「コミュニケーションズ・アース・アンド・エンバイロンメント(Communications Earth and Environment)」に発表された研究結果によると、このナイル(Nile)川の支流は古代エジプト文化を象徴するギザ(Giza)のピラミッド群などの近くを流れていたが、その後数千年にわたって砂漠や農地の下に埋もれていた。 全長64キロにわたる支流の存在によって、今では不毛の砂漠地帯となっている