記事一覧 レーザー使い効率除染 若狭湾エネ研など装置を開発 (2011年11月10日午前7時24分) 試験中のアーム付きレーザー小型除染装置について説明する峰原研究開発部長=敦賀市の若狭湾エネルギー研究センター レーザーを使い、原発の配管などの表面に付着した放射性物質を効率よく削り取る小型の除染装置を、若狭湾エネルギー研究センター(敦賀市)などの共同研究チームが開発した。放射性廃棄物の量を従来より格段に減らすことができ、備え付けの集じん機に密閉するのが特徴。廃炉措置に伴う解体作業や東京電力福島第1原発事故の除染などに実用可能な技術として期待されている。国の特許も申請している。(竹内史幸) 県はエネルギー研究開発拠点化計画の充実に向け、原子力防災の分野でレーザー除染技術を検討中で、装置の開発は先駆けとなりそうだ。 開発したのは、同センターの峰原英介研究開発部長(63)らの共同研究チーム。