アマチュアスポーツ選手の祭典であるオリンピックゲームはご存知のとおりギリシャが発祥の地。 後にクーベルタン男爵により近代化され最初のゲームが開催されてから116年経った今、この巨大ビジネスと化したスポーツの祭典はギリシャ国立銀行の134倍の価値があるという。 金銭価値に換算すると475億ドル(約3.7兆円)。企業ブランドとしては、1位のアップル社に次いで2位の位置を占め、わずかの差で3位のグーグル社を上回る。 発祥の地であるギリシャの経済が危機に直面する一方、オリンピックが生み出す収入の成長は目覚しいものがある。 なかでも放送に関連する収入は1960年にはわずか120万ドル(約9400万円)だったのが前回の北京オリンピックでは39億ドル(約3000億円)にも達したという。 ロンドンの次の開催地、リオデジャネイロまでにはさらに増加する見通しだ。 IOC (国際オリンピック委員会)は総収入の1