特性ばらつきの主原因である物性ばらつきが少ない金属ゲート電極材料を開発 これまで報告された中で最小の特性ばらつき1.34 mVµmを達成 14 nm世代以降の集積回路の性能と歩留まりの向上、消費電力低減を進める上の課題を解決 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)ナノエレクトロニクス研究部門【研究部門長 金丸 正剛】シリコンナノデバイスグループ 松川 貴 主任研究員、昌原 明植 研究グループ長らは、特性ばらつきが世界最小の14 nm世代立体型トランジスタ(フィンFET)を試作した(図1左)。 フィンFETの特性ばらつきの主な原因は、金属ゲート電極材料の物性ばらつきである。今回、物性ばらつきが少ない非晶質の金属ゲート電極材料を開発し、特性ばらつきが世界最小のフィンFETを試作した。14 nm世代以降のSRAM(Static Random Access
東京電力福島第一原子力発電所の事故以降、放射性物質による食品の汚染が懸念され、多くの検査機関で放射能測定が行われている。検査機関では、公益社団法人 日本アイソトープ協会が頒布している標準ガンマ体積線源を用いて測定器を校正し、測定のトレーサビリティを確保している。しかし、食品中に含まれる放射性セシウムの放射能を測定する場合、放射能が微小であるため、装置が置かれた場所の放射線や、測定試料中の放射性セシウム以外の放射性物質の影響を受け、正しい測定ができている確証が得られない場合がある。そこで、測定対象と類似の物質で構成され、同程度の放射能をもち、放射能の値が分かっている認証標準物質を測定し、認証値と同じ結果が得られることを検査機関が自ら確認し、評価することが重要となる。そのため、放射能測定用認証標準物質の頒布が求められていた。 産総研は、放射能の国家計量標準を維持し放射能標準を供給するとともに、
害虫防除上きわめて重要な殺虫剤抵抗性という性質を左右する共生細菌を発見 害虫カメムシが土壌中の殺虫剤分解細菌を取り込んで殺虫剤抵抗性を獲得する 害虫防除の策定に新しい観点を提示 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)生物プロセス研究部門【研究部門長 鎌形 洋一】環境生物機能開発研究グループ 菊池 義智 研究員および生物共生進化機構研究グループ 深津 武馬 研究グループ長らは、独立行政法人 農業環境技術研究所【理事長 宮下 淸貴】(以下「農環研」という)生物生態機能研究領域 早津 雅仁 研究員、多胡 香奈子 研究員、沖縄県農業研究センター【所長 坂本 守章】(以下「沖縄農研」という)病害虫管理技術開発班 永山 敦士 研究員らと共同で、ダイズの難防除害虫であるホソヘリカメムシが環境土壌中の殺虫剤分解細菌を取り込んで体内に共生させることにより、殺虫剤抵抗性
発表・掲載日:2011/08/31 土壌中のセシウムを低濃度の酸で抽出することに成功 -プルシアンブルーナノ粒子吸着材で回収し放射性廃棄物の大幅な減量化へ- ポイント 土壌から酸水溶液でセシウムイオンを抽出し、抽出したセシウムイオンを吸着材で回収 抽出したセシウムイオンはプルシアンブルーナノ粒子吸着材でほぼ全量を回収可能 放射性セシウムに汚染された廃棄土壌などの大幅な減量化に期待 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)ナノシステム研究部門【研究部門長 八瀬 清志】グリーンテクノロジー研究グループ 川本 徹 研究グループ長、田中 寿 主任研究員、Durga Parajuli 産総研特別研究員らは、土壌中のセシウムを低濃度の酸水溶液中に抽出する技術を開発した。抽出したセシウムをプルシアンブルーナノ粒子吸着材で回収することで、放射性廃棄物の総量を減らすこと
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