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ブックマーク / katokitiz.hatenablog.com (14)

  • 『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』シリーズを観た - シン・くりごはんが嫌い

    Twitterでちょこちょこタイトルを見かけていたが、怖い映画が苦手ということもあってあまり指が伸びず、この先観ることもないだろうと思っていたところ「全部貸すから観てみてください」と新潟の映画好き小僧であるまこーくんに(@Makotoucc)DVDを渡された。 それからしばらく経って、いろんな人から「早く観てください!」と言われまくったので、とりあえず「1」だけでも観てみるかと思って観たらこれがハマった。白石監督は『ノロイ』を観たことがあったんだけど、あまり良い印象はもっておらず「はいはい『ブレア・ウィッチ〜』ねー、はいはい」くらいな感じでハッキリいうとナメてた。そのあとの『シロメ』はももクロ目当てで観てなかなかおもしろかったくらいの知識しかないが、ただ『コワすぎ!』は当に心霊ビデオを撮ってしまった素人の映像に近づけることに成功し*1、その正体をディレクターが追い、DVD化しようとする

    『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』シリーズを観た - シン・くりごはんが嫌い
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    gimonfu_usr 2014/12/08
       ( FILE-03 はどういう物件だろう。)( 来夏の暑気払いに備えて。 )
  • ご都合主義をすべて笑いに『テッド』 - シン・くりごはんが嫌い

    『テッド』を吹替版で鑑賞。 友人はおろか、いじめられることすらない超孤独な少年ジョン。彼はクリスマスに両親からテディベアをプレゼントされ、はじめての親友とも呼べる存在に救われることになるが、ジョンは「このテディベアが喋ってくれればいうことないのになぁ…」と無理な夢をみるようになる。するとその願いが叶い、ある朝、テディベアに命が吹き込まれた。たちまちその存在は全米で話題となり、テディベアの「テッド」はテレビに引っ張りだこの人気者になるが、あくまでこれはイントロダクションであり、編はその27年後からはじまる。かわいがっていたぬいぐるみに命が!ってことで、それこそ『崖の上のポニョ』のようだが、あのふたりが27年後、中年になっているとしたら?ということをそのまんまアメリカでやってるような作品である。 予告編からも分かる通り、ハイ・コンセプトな作品であるが、主人公には愛する彼女がいて、「私とくまの

    ご都合主義をすべて笑いに『テッド』 - シン・くりごはんが嫌い
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    gimonfu_usr 2013/01/29
    ( 真の試練は映画の中にあるのではなく、こいつが某熊とダブることで受ける児童童話オタクの煩悶にある。)( 最近はプニキとか言われてるらしいし、まあ、いいけどな)
  • 『気狂いピエロ』って何がおもしろいの? - シン・くりごはんが嫌い

    先日、職場の人と話していたら、思いがけない方向から映画の話になり、なんとなくゴダールの話になった。その人は『アメリ』を観てからフランス映画に興味を持ったらしく、有名ってことで『気狂いピエロ』を手に取って観たらしい。そこでいきなりこう振られて、思わず固まってしまった。 ねぇねぇ『気狂いピエロ』って何がおもしろいの?全然分かんなかったんだけど。 これは非常に困った質問である。なぜならば『気狂いピエロ』は別に「おもしろい映画ではないからだ。 しかも、この映画が生まれたいきさつを説明するのが非常にめんどくさい。「いや、これはまずハリウッドシステムってのがあってね、それをリュミエール兄弟やグリフィスの時代に戻そうという運動が……」なんてことを言い出したらドン引きされそうである。 確かにこの『気狂いピエロ』はそれこそ「考えるな!感じろ!」と言われてるような雰囲気もあって、ぼくも他のゴダール作品につい

    『気狂いピエロ』って何がおもしろいの? - シン・くりごはんが嫌い
  • ぶっちぎりに「すごい」映画だ!『Evidence』 - シン・くりごはんが嫌い

    『Evidence』をUK盤DVDで鑑賞。 ついこないだ2012年のベストムービーを発表したばかりでアレだが、いやはやとてつもない映画をこの年末に観てしまった。見終わったあとにこの映画についてこんなに誰かと語り合いたくなったのは久しぶりのことである。「すっごい映画だった」なんてのはみんなもよく口にしているだろうが、これほど「いやぁ!ホントにすっごい映画だったね!」という言葉が似合う作品もないだろう。それほど圧倒され、衝撃を受けた。いつ発売されたソフトなのかは分からないが、今年の映画としてカウントしてもいいのならば文句なしのベストワンである。 この映画は元々日で公開されてないような映画を率先して観てブログを書いているナマニクさんとnotld_1968さんに教えてもらった。 Evidence | ナマニクさんの暇つぶし http://blog.livedoor.jp/notld_1968/a

    ぶっちぎりに「すごい」映画だ!『Evidence』 - シン・くりごはんが嫌い
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    gimonfu_usr 2012/12/20
    面白そう。(ただしタランテーノが誉めている)
  • 枯渇しないイマジネーション『プロメテウス』 - シン・くりごはんが嫌い

    『プロメテウス』を3Dの吹替版で鑑賞。 一応ティーザーや宣伝では伏せてるみたいだけども、ハッキリいってしまうと『エイリアン』の前日譚であり、セルフリメイク作品。 リドリー・スコットといえば『エイリアン』と『ブレードランナー』というエポックメイクなSFを二も作り上げた監督なのだが、その後、そのイメージを払拭したかったのか、それとも『ブレードランナー』が興行的に当たらなかったからなのか(後にカルト作として熱狂的なファンを多く生むことになる)、SFと呼べるジャンルのものを一切撮ってこなかった。 ぼくも含め、ファンとしては「もしリドリー・スコットが今の技術SFをふたたび撮ったらどんな作品になるだろう」ということを想像するわけだが、だからといって、近年、史劇やギャング映画戦争映画など、様々なジャンルを生き直し続けている監督がエポックメイクなもんを作ったあとで、ふたたびSFに戻るとは考えられず、

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    gimonfu_usr 2012/09/15
    リドリー・スコット /映画
  • コミックを数冊読んで『ダークナイト』は傑作だと確信した。 - シン・くりごはんが嫌い

    2008年に公開された『ダークナイト』で目立った感想が「単なるアメコミの枠を越えた良質なクライムムービー」というものである。これは、日人の中でアメリカのヒーローコミックに対するなんらかの概念があって、それは「くだらない」とかいうたぐいのものなのだろうが、この文面には「アメコミヒーローもののくせにこんなに骨太な犯罪劇が出来てすごいなぁ」という意味合いが含まれている気がしてならない*1。 ところが当のクリストファー・ノーランは『ダークナイト』制作時にこんな事をインタビューで言っている。 「バットマンの映画を作る人間は必ず訊かれた事があるはずだ「どのコミックを参考にしたんですか?」ってね、答えは“全部”さ、ありとあらゆる作品に目を通すに越した事はない。でも私に監督就任を決心させたのはただ一つ『ロング・ハロウィーン』だけだ。一級のクライムストーリーだよ。ジェフ・ローブは、バットマンユニバースなら

    コミックを数冊読んで『ダークナイト』は傑作だと確信した。 - シン・くりごはんが嫌い
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    gimonfu_usr 2012/08/03
    バットマン /
  • 気にしすぎなトラヴィス『告白』 - シン・くりごはんが嫌い

    町田康の『告白』を読んだ。この人のを読むのは初めてである。 告白 (中公文庫) 作者: 町田康出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2008/02/01メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 184回この商品を含むブログ (138件) を見る異常なほど長いワンセンテンス。ところが、それが浪曲や落語、啖呵売のような語り口で語られ、そこに突拍子もない効果音や和製英語が飛び交うという奇怪な文体―――― 上方落語や河内音頭の造詣が深く、さらに自身がパンクバンドをやっていたという経歴を知ってすごく合点がいった。そういう経験や知識がそのまま文体として表れることに、ことばや表現のおもしろさを知るわけだが、単に奇を衒ったものではなく、そこに自然と行き着いたというような感じがある。 そもそも奇を衒うというのは奇を衒ってるなと思われた時点で負けだ。それはエピゴーネンに多く、その奥にある質や源流が見

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    gimonfu_usr 2012/06/13
    通り魔 /大阪
  • もし『街の灯』が大コケしていたら?『アーティスト』 - シン・くりごはんが嫌い

    『アーティスト』鑑賞。第84回アカデミー作品賞受賞作品。 サイレント映画からトーキーに移行すると同時に、人気スターからどん底に落される男優と、その彼と運命的な出会いをする素人がトーキーを象徴するスターとして躍進していくさまを描いた作品。 徹底的にサイレント映画を研究しつくしたような作りになっていて、映画史、そして映画そのものに対する愛が頭からしっぽの先まで詰まった作品であり、それでいて、固有名詞がほとんど登場しないという珍しい作品でもある。そう言った意味ではこの作品はパラレルワールドというか、架空のお話として捉えるべきなのかもしれない。 徹底したサンプリングとサイレントという手法に対してのやっかみがあるかもしれないが、そんなの知ったことか!オレは古き良き時代の映画が好きなんだよ!といわんばかりの直球っぷりが小気味良い。元々カラーで撮られた作品だが、後にモノクロに変更された。その決断は正しか

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  • この映像に大友克洋は嫉妬する『ヒューゴの不思議な発明』 - シン・くりごはんが嫌い

    『ヒューゴの不思議な発明』を3Dで鑑賞。 ドンデン返しがあるとかそういうのとは違うが、あらすじについていっさい言及ができないマーティン・スコセッシ監督最新作。自身、初の3D映画であり、FUCKと血にまみれた作品を得意としてきた彼が、初めて手がけた家族向けのファンタジー映画でもある。 とは言いながらも、スコセッシが子供のころに感じていたような「見せ物」としての「映画」にこだわった内容で、映画がちょうど進化を遂げはじめたころの時代と「3D」という新たな「見せ物」でなければならない現代の関係性がリンクし、必然的に3Dでなければ成立しない物語になっているのが特徴。 リュミエール兄弟がフィルムを使って、カメラに向かって来る列車を観客に見せたとき、観客はこちらに列車が飛び込んで来るかと思って身体をのけぞらせたというエピソードは有名で、編にも登場するが、その「感じ」をもう一度やるために、あえて3Dとい

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    gimonfu_usr 2012/03/14
    技術愛
  • 石油掘ったどー!! - シン・くりごはんが嫌い

    昔々、ダニエル・プレインビューというおじさんがいました。 ダニエルおじさんは石油とお金が大好きです。 ダニエルおじさんには女の影が見えません。 ダニエルおじさんは各地を点々としているので、家と呼べるものがありません。 なので、何故お金を稼ぎたいのか分かりません。 でもダニエル伯父さんには子供が居ます。ところがその子供をどう愛していいか分かりません。 ダニエルおじさんにウソをつくと怒ります。 ダニエルおじさんに中途半端な優しさを見せるといじめられます。 ダニエルおじさんにとって世界は0か100かです。 ダニエルおじさんは怒る時は怒るし、泣く時は泣くし、笑う時は笑いますが、怒りながら、そして罵倒しながら、泣いて笑います。 ダニエルおじさんは信仰の意味がわかりません。 ダニエルおじさんは人間が悪にしか見えてません。 そしてダニエルおじさんは悪魔のような男です。 むしろダニエルおじさんは人間が嫌い

    石油掘ったどー!! - シン・くりごはんが嫌い
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    gimonfu_usr 2012/02/22
    石油狂 /石油王 /
  • 感染のスピードと同じ早さ『コンテイジョン』 - シン・くりごはんが嫌い

    『コンテイジョン』鑑賞。 ハリウッドにおいて、ティム・バートンと並び、作家性と娯楽性を兼ね備え、特異なポジションについているソダーバーグ監督最新作。原因不明の感染症が世界中を襲うというシンプルなプロットの作品。 新種の細菌による感染症が猛スピードで全世界を襲い、その感染が広がっていく様を、たくさんのキャラクターの視点から描き、それが感染の時系列と繋がっていくという巧みな編集によって映画は構成されている。感染の原因になった女とその夫、そして専門家、医者、ワクチンを作る男、さらにそのワクチンを得るために関係者を誘拐する男などなどキャラクターは多種多様であり、舞台も全世界を縦横無尽に駆け回る。豪華スターを共演させることで、少ししか写らないようなキャラクターにもインパクトを持たせ、ただの顔見せでないことをアピールするあたりもさすがソダーバーグという感じでぬかりない。実際、とてつもない人数が出ている

    感染のスピードと同じ早さ『コンテイジョン』 - シン・くりごはんが嫌い
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    gimonfu_usr 2011/11/16
    映画 / http://coda21.net/broadband/blog2011_11/111114.htm ネタバレですが / 現実と交錯する。( 反原発ジャーナリストがすべからくそうであると考えているわけではないが)
  • 二人の男女が山小屋で言い合いをする映画『アンチクライスト』 - シン・くりごはんが嫌い

    『アンチクライスト』をレンタルDVDにて鑑賞。 夫と枕を交わしている最中に息子を亡くしてしまったがだんだん狂気に陥ってしまうというのがザックリとしたあらすじ。“アンチクライスト”というタイトルと、原題の最後に「♀」が付いてるように、いわゆるひとつの「女は悪魔である」という作品。 冒頭、映画のすべてが隠されている重要なシーンが出て来るが、この5分間がホントにホントに素晴らしい。パキっとしたモノクロのスローモーションは有名な写真家の代表作を延々見てるような恍惚とした美しさがあり、何度も何度も観たいし、観ていたいと思わせるが、そこで描かれていることはとてもえげつなく、とても人間的で、とても罪深いことだ。 絵画的な美しさの中、二人の役者が延々叫び、延々諭し、延々肉欲に溺れ、その成れの果てに……ということからも分かるように、映画的でありながら、とてつもなく人間臭い二人芝居のような作品で、その対比が

    二人の男女が山小屋で言い合いをする映画『アンチクライスト』 - シン・くりごはんが嫌い
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    gimonfu_usr 2011/09/17
    面白い。けどまあ、「演出でない喪失の苦痛」を最近、見すぎているので
  • 現実は映画を余裕で越える『インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実』 - シン・くりごはんが嫌い

    『インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実』鑑賞。 2008年の世界金融危機はいかにして起きたのか? ――――その成り立ちから実態、そしてその後世界経済はどうなっていったのか?までを追い、その現場に居た人間や当時政治家として活動していた人、大学教授、ジャーナリスト、作家など、これでもかという人数にインタビューし、徹底的に暴いていくドキュメンタリー映画。 作品は5部構成になっていて、にしたら何冊分ですか?という情報量を持っている。3時間くらい必要なのでは?という感じで映画は進んでいくのだが、序盤からギアはトップで、とてつもないスピードで駆け抜けるような作品に仕上げた。マット・デイモンがナレーションを担当しているのだが、とても早口で、特になぜ金融危機は起きてしまったのか?を説明する前半は追いつけないほど。ランタイムも109分というタイトさである。 映像で分かりやすく説明するという演出は皆

    現実は映画を余裕で越える『インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実』 - シン・くりごはんが嫌い
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    gimonfu_usr 2011/09/07
    そして世界は一体化するそうです。そして「市場主義と民間資本万歳脳」が、公務員の官舎築造を叩いてストレス解消ですね。
  • 歩くシーンを入れると素人臭くなるらしい。 - シン・くりごはんが嫌い

    10年以上前になる。当時北野武の映画に衝撃を受け、何か彼の映画のことが載ってるはないかと探していたら、ロードショーだったか、スクリーンだったかで、たまたま北野武が特集されていたので、思わず購入した。その時にこんな一文が載っていたのを今でも覚えている。 歩くシーンを入れるというのは素人がよくやることで「その男、凶暴につき」はそのせいで素人っぽい印象となった。 細かいニュアンスなど違いはあるかもしれないが、その時にやたらと驚いてしまった。 なぜかというと、ぼくは映画において、歩くシーンがとても好きだったからだ。 映画評論家である故・淀川長治氏は「映画というのは感性が作る娯楽芸術」だと言っていた。つまりテクニックや演出のうまいヘタはあまり関係ないということになる。歌がうまいから心に響くかというとそんなことはなく、それだったらセックス・ピストルズがロック史を塗り替えることなんてなかったのだ。 正

    歩くシーンを入れると素人臭くなるらしい。 - シン・くりごはんが嫌い
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    gimonfu_usr 2011/08/01
    映画は「素人」にむけて開かれ、素人に発見される驚きや歓びもあるかもしれない。でも放射性物質を撒き散らしたからといって素人がhttp://www.rist.or.jp/atomica/index.html 歴史を罵倒していいかどうか。
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