X線天文衛星「ひとみ」を打ち上げたH2Aロケット30号機の2段目が富士山上空を横切る姿を、東京都八王子市在住のアマチュア写真家の池田晶子さん(59)がとらえた。打ち上げの約2時間後の17日午後7時34分から10分間、山梨県・山中湖から撮影。空を横切りながら白い筋を3本出す様子を確認した。 宇宙航空研究開発機構によると、白い筋は地球を1周した後のロケットの2段目が姿勢を変える際に噴出したガスという。人工衛星などの観測や軌道予測を続けている倉敷科学センター(岡山県倉敷市)の三島和久学芸員によると、見えた方角や高さは予測していた2段目の軌道と一致しているといい、自らもガスが噴出される様子を撮影したという。
![ロケット2段目、富士山上空で見えた 天文衛星打ち上げ:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e2181c98407c2856cd8490e50cfa0d6e066cae5c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Farticles%2Fimages%2FAS20160218001859_comm.jpg)