図書館長 理工学術院教授 深澤良彰 早稲田大学大学院理工学研究科で博士課程を修了後、1992年早稲田大学理工学部情報学科教授に就任。2010年から2014年まで研究推進(総括)および情報化推進担当理事。2014年より図書館長。 早稲田大学図書館長の深澤教授に、今何が求められ、どのような図書館像を志向しているのか伺いました。 本質は変わらずに受け継ぐ ──早稲田大学図書館で受け継いできた基本理念について教えてください。 図書館の本質的な役割とは、知を集積する場であることといえます。その点、早稲田大学図書館は全国の大学図書館のなかでトップクラスの蔵書規模を誇り、かつ、図書、雑誌、電子ジャーナル、データベースなど、形式を問わないあらゆるタイプの学術資源を充実させてきました。 加えて、これらの蔵書を社会的財産として捉え、国際的な図書文化の活性化や学術研究に広く貢献する姿勢も大切にしています。例えば