CGの世界を現実で具現化する27歳 ものを宙に浮かせる。空中に絵を描く。見えない力で物体をコントロールする……。そんな光景をCGで見て、いまだに驚いている人間はいないだろう。画面は、現実と非現実の世界を根本的に切り離す。そして、現実の世界がこれまでと変わらない常識の上にあるという安心感を、僕たちに与えてくれる。 しかし、CGでしか起こらないような現象が、現実的に目の前で起こったらどうか? 8歳からCG制作に親しみ、画面の中の世界もたっぷり見てきた落合陽一は、それらを物理とコンピューターの力で具現化してきたメディアアーティストだ。 「今までCG上でしか実現できていなかったことが、現実の世界で、五感に届く形で起こったら、原理的な感動を巻き起こせるかもしれない」。そう語る27歳の青年は、世間から「現代の魔法使い」と呼ばれている。総務省による技術者支援制度「異能(Inno)vationプログラム」
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