【▲ ブラックホール周辺の想像図(Credit: designprojects)】アルマ望遠鏡は9月13日、アルマ望遠鏡の天文学者であるペイ・イン・シーエさん率いる研究チームが、天の川銀河の中心部では、星の形成が起こるのに十分な条件がそろっているのに、実際には星の形成が起こっていないことを発見したと発表しました。 天の川銀河の中心部には超大質量ブラックホールが潜んでいると考えられ「いて座A*(いてざえーすたー)」と呼ばれています。そして、この「いて座A*」の周囲には濃いガスの円盤(circumnuclear disk)が回っています。 このガスの円盤は「いて座A*のエサ」になると共に、星形成の材料にもなります。 研究チームは、アルマ望遠鏡を使って、一硫化炭素を観測し、この円盤のガスが、どれくらいの割合で「いて座A*」のエサになり、また、星形成の材料になるのかを調べていました。 すると、大変