食中毒と言えば、生ものとか牡蠣というイメージがありますよね。 ところが、えっと思うような意外なものが食中毒を引き起こすことがあるんです。 暑い季節なんかには注意しましょう。 カレー 一晩寝かせた方がおいしいなんて言われることもあるカレーですが、翌日になると大変な事態を引き起こすこともあるんです。 食中毒の原因となる菌は、熱に弱くて、加熱処理すると死滅することが多いのですが、「ウェルシュ菌」という細菌は、1時間煮込んでも死なないんです。 ウェルシュ菌は、自然環境に広く分布していますが、特に、牛肉・豚肉・鶏肉などに含まれています。 そして、ウェルシュ菌は、酸素を嫌うんですが、底の深い鍋で、カレー・シチュー・スープなどを煮込んでいると、鍋の下の方が、酸素の少ない、ウェルシュ菌好みの環境になって、喜んでどんどん増殖します。 ウェルシュ菌による食中毒は、軽い腹痛や下痢が中心で、嘔吐や発熱の症状が出る