21世紀、「大公開時代」の幕が開けた。人間は自らの考えを表現し、公開できる形に創造する葦(creating reed)である。そしてそのような葦が次第に増え、臨界量(critical mass)を超えると、創造的な社会(creative mass)となる。本連載では、人がアイデアを持ち、表現し、何らかの形に創造し、それを社会に公開するという一連のプロセスについて、その面白さ、楽しさ、さらには表現が次の表現を創造する好循環を伝えていきたい。 2008年11月02日 15時00分 iPhone/Mac 塩澤一洋の“Creating Reed, Creative Mass.──大公開時代の羅針盤” 最終回 公開の価値 英国ケンブリッジ大学は内部が一般公開されているものもあり、町の中を歩き回るだけで、生きた教材に触れながら800年にわたる建築の歴史を鳥瞰することができる。 2008年10月26日