製造業の生産高で中国が世界一の座に躍り出た。19世紀前半に保持していた地位に返り咲き、米国が110年にわたって世界最大の工業国であり続けた時代に終止符を打った格好だ。 米国の経済コンサルティング会社IHSグローバル・インサイトが14日に発表した調査リポートで明らかにされたもので、これによると昨年の世界の製造業生産高で中国は19.8%のシェアを占め、米国の19.4%をわずかながら上回った模様だという。 オックスフォード大学ナフィールド・カレッジの著名な経済史家、ロバート・アレン氏は、この中国の首位奪還により「経済史の500年サイクルが1つ完結した」と話している。 500年サイクルが完結 また企業経営者らが参加している競争力評議会(本部ワシントン)の最高責任者、デボラ・ウィンス・スミス氏は、1895年頃から守ってきた座を中国に奪われたことについて、米国は「憂慮すべきだ」と述べている。 「この出