全国で大型ショッピングモールを展開する「イオンモール」(千葉市)が、JR京都駅南側(京都市南区西九条鳥居口町など)に立地する大型商業施設の運営に乗り出すことが9日、明らかになった。旧松下電器グループの工場跡地(約3万平方メートル)で、これまで東京の不動産開発会社が施設を建設して準備を進めてきたが、経営破綻(はたん)したため、計画は頓挫。施設の運営をイオンモールが引き受け、来春の開店を目指すという。 同社の発表によると、施設は地上7階(一部6階)建てで、店舗面積は約4万5000平方メートル。駐車場1100台分と駐輪場1200台分を備える。 洋服店や飲食店など100以上のテナントに加え、複数のスクリーンをもつシネマ・コンプレックス(シネコン)を誘致する方向で検討を進めている。 この土地を巡っては、不動産会社「ジョイント・コーポレーション」(東京)が2006年、「ヴィノワ」という名称の大型商業施