気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン P・F・ドラッカーの名著『経営者の条件』で考えるリーダー論の最終回。前回は、「強み」と「集中」をキーワードに、この本のメイン・メッセージである成果を上げる5つの習慣的能力の2,3,4番目の3つの文を、読み解いていった。 この3つの文には一連の流れがあった。この流れを貫くメッセージは、平凡ではあるが40年近く変わらず、語り手を変え敷衍されてきた原理・原則、「強みを生かし、かつ成果に結びついた目標を設定せよ。目標達成のためには優先順位を間違うな。1点突破でいけ」であると読み進めてきた。 この力強いメッセージの最後を締めるのが、「成果を上げる5つの習慣的能力」の最後の1文である。今回はこの最後の文を読んでいく。 1.成果を上げるよう意思決定を行うこ