深刻化する、科学研究の捏造・改竄・盗用(上) 2005年7月19日 コメント: トラックバック (0) AP通信 2005年07月19日 米厚生省のもとには昨年、米国の研究者の不正行為に対する申し立てが274件寄せられた。これは前年比50%増にあたり、米連邦政府が科学研究の不正行為に対処するプログラムを立ち上げた1989年以降もっとも多い数字だ。 米研究公正局のクリス・パスカル局長によると、700万ドルの年間予算を投じて職員28人が対応しているにもかかわらず、申し立てへの対応は追いついていないという。昨年中に対応できたのはわずか23件で、8人が研究上の不正行為を犯したことが判明した。研究公正局は過去15年間で、約185件の不正行為を確認している。 しかし、ある調査の結果からは、研究データの捏造や改竄、盗用はこれよりはるかに多いことがうかがえる。6月9日付けの『ネイチャー』誌に掲載された調査