キャリアに対する展望というものは、前の世代と比べると大きく様変わりしている。本記事では、目まぐるしく移り変わる環境のなか、昇給や昇進、福利厚生、退職金制度といった点について未だに淡い期待を捨てきれないでいるITプロフェッショナルに向けて注意喚起を行っている。 筆者は9年間勤めていた会社である日突然、キャリアというものに対して抱き続けてきた幻想を打ち砕かれることになった。それまではずっと昇給を続けてきていたものの、所属部門がある企業に買収された結果、昇給が望めなくなったのだ。認めたくないことだが、当時はそのことを苦々しく思い、怒りすら感じていた。10年近くも献身的に働いてきたにもかかわらず、自らのキャリアがストップしてしまったという現実に我慢ならなかったのである。 あれから14年が経った今、筆者はキャリアというものに対してシニカルな見方をするようになった理由について考えているところだ。筆者の
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