宮内庁は13日、一般公開されている皇居・東御苑の入り口の一つ、大手門近くに、カフェを併設した休憩所を建設すると明らかにした。売店やトイレに加え、皇室のご活動や、皇居、江戸城の歴史などを紹介する展示機能も持たせる。皇居内にカフェができるのは初めてで、宮内庁は令和7年度中の完成を目指す。 東御苑は、旧江戸城の本丸や二の丸、三の丸の一部に当たり、昭和43年から一般公開されている。 宮内庁によると、63年に約41万人だった入場者数は、平成30年には約165万人まで増加。来場者から余裕をもって休める施設を求める声があったほか、外国人の割合も増えていることから、元々あった休憩所から規模を拡充し、日本語と外国語で情報発信できる拠点として新設を決めた。