茨城県つくば市は、廃校になった旧筑波東中学校(同市北条)に、「筑波山地域ジオパーク中核拠点」と、自転車競技のBMXのレーシングコースを備えた「自転車拠点」からなる複合施設の整備を進めている。筑波山麓の活性化が目的。2023年のオープンに向け、施設の名称を募集している。(林容史) 今に残る珍しい地形や地質を通じて太古の地球に触れられる「日本ジオパーク」として、筑波山から霞ケ浦にかけて広がる「筑波山地域」が一六年に認定された。つくば、石岡、笠間、桜川、土浦、かすみがうらの六市にまたがり、東西は最長部で三十五キロ、南北は五十六キロ。広さは県の面積の五分の一に相当する。 これまでジオパークの魅力を発信する拠点がなかったため、一八年三月で廃校になった旧筑波東中を活用する。二〇年に発表した基本構想・計画では、地形・歴史・文化や見どころなどを紹介する体験型の展示室、観光情報を提供しオリジナルグッズも販売
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