財務省は28日、東日本大震災の復興費用に充てる「個人向け復興応援国債」の購入者に対して贈呈する記念貨幣のうち、第1次から第3次発行分の図柄を決定したと発表した。発行は2015年度。記念貨幣は、国債を3年間保有した人に、保有残高1千万円につき一万円金貨1枚、100万円につき千円銀貨1枚が贈られる。 一万円金貨は、第1次が復興特別区域の地図とハト、第2次は学校とこいのぼり、第3次が復興特別区域の地図、折り鶴、奇跡の一本松。千円銀貨は第1次が大漁船と稲穂、第2次は復興特別区域の日の出と折り鶴、第3次が日本を応援する少年。 各貨幣の裏面は共通で奇跡の一本松とハトをあしらった。第2次と第3次の表面のデザインは公募で決めた。千円銀貨に採用した日本を応援する少年は神奈川県小田原市の小学4年生小島太一君の作品。