明るく軽快なサンバのリズムが聞こえてくる。ブラジリアンタウンといわれている群馬県大泉町で、毎月第4日曜日に開催されているイベント「活きな世界のグルメ横丁」だ。 ブラジルのソウルフードを探しに訪れたこの大泉町で、ブラジル人が「コレがないと生きていけない!」という料理「フェイジョン」「フェイジョアーダ」を知った(前回参照)。かつて奴隷として南米に連れてこられたアフリカ系の移民がつくり始めたと伝わる料理だが、「移民の国」とも呼ばれるブラジルでは、それぞれの人種の文化や思いが込められた料理が少なくない。それを感じたのが、このイベントだった。 まずはシュラスコ 会場である「いずみ緑道 花の広場」に入ると、艶やかに踊るド派手な衣装のダンサーに釘付けになった。ブラジルの代名詞ともいえるサンバだが、これもルーツはアフリカといわれている。リズミカルな打楽器の音にノリながら、ブラジル料理を求めて会場内を一望し
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