前回は、Twitterを構成するサービスやソフトウエアのインフラ部分の多くが外部サービスに依存していることを解き明かした。NTTコミュニケーションズの米国子会社であるNTTアメリカのデータセンターに配置した米ツイッターの自社サーバーと、米アマゾン・ウェブ・サービシズのオンライン・ストレージ・サービス「Amazon S3」などを組み合わせているのだ。 今回は、Twitterを稼働させるサーバー群などの機器構成を手始めに、データセンターの“中身”を詳しく見ていく。さらに、Twitterの機能を外部から呼び出すAPI(application programming interface)の公開の仕方も解剖する。そこには、ユーザーにとって便利なクライアントソフトの登場を促す仕掛けがある。 データセンターの“中身”は自家製 Twitterは、主に2008年に実施されたインフラ部分の刷新によって、「頻繁