不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 『考える脳 考えるコンピュータ』は、PalmやTreoの生みの親として知られるジェフ・ホーキンスが、脳がいかにして知能を生み出すかに関する包括的な理論を提案することで、彼自身の夢である、現在のコンピュータのような「人工知能」ではない「真の知能」をもった機械のつくり方を考察しようというものです。 構成としては、第1章と第2章でそれぞれ「人工知能」と「ニューラルネットワーク」というこれまで知能をもつ機械として歴史的に注目を集めた技術の問題点をあらわにし、なぜ、それが「真の知能」を持つにいたらなかったかを示し、第3章~第6章にかけては、知能をもつ器官としての脳がどのようにして知能を生み出すのかを理論的に、だが、僕たちにもわかりやすく説明してくれています。 第7章でそれまで説明して