不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 サブタイトルに「中高生と語る[大脳生理学]の最前線」とあるとおり、とても読みやすい本でした(もちろん、「中高生と語る」ことが即ち「大人にもわかりやすい」という因果関係が成り立つかどうかは別として)。 本書の構成高校生向けに行った実際の講義の模様を収録しているというスタイルをとっているため、文体そのものが口語的なところも読みやすさを感じる要因なんだと思います。 その意味で非常に感覚的に読めて、僕もあっという間に読み終えてしまいました。 目次としては、こんな感じ。 第1章 人間は脳の力を使いこなせていない第2章 人間は脳の解釈から逃れられない第3章 人間はあいまいな記憶しかもてない第4章 人間は進化のプロセスを進化させる第5章 僕たちはなぜ脳科学を研究するのか 第1章から第4章