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2008年8月26日のブックマーク (2件)

  • 定信お見通し―寛政視覚改革の治世学/タイモン・スクリーチ: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 世界は設計されている。 もちろん、設計どおりに用いられているかは別にして。ただ、設計どおりに用いられないことがあるのは世界の設計に限ったことではありません。複雑な機能をもった製品なら、多くの機能が設計されていても利用されません。世界の設計もそれと大差ないでしょう。 重要なのは、使っている意識もなく使われている部分がもっともうまく設計されている点であるということ。気づかれないことで設計そのものが機能するということは大いにあります。ただ、その逆に誰もが目を向けることではじめて機能する設計もあります。 設計には「魅せる設計」と「意識もされずに使われる設計」があるということなのでしょう。そして、この両方の設計がうまくバランスされたとき、そのデザインは見事に機能します。目の前の問題を

  • 知っていることよりも知らないことに忠実になる: DESIGN IT! w/LOVE

    この漢文詩の『唐詩選』だけでなく、ロングセラーになったのが『源氏物語』や『古事記』だそう。 『唐詩選』に関しては、 これは出版当時からどんどん日に運び込まれ、服部南郭の校訂が出るや否や、一刷りごとに2000部3000部を売り尽くして、幕末までに10万部出たと推測されている。 といいます。 縦14.6cm、横10cmという文庫のような大きさで持ちやすくしたために、売れたそうだ。同じ『唐詩選』でもより大きなものは売れなかったらしい。 パロディも売れたこの『唐詩選』をパロディ化した『通詩選』を四方山人こと大田南畝が書いて、1784年に出版されている。これが売れたというから、やはりオリジナルが読まれていたのでしょう。 『唐詩選』の七言古詩「帝京篇」は、長安の皇居と天子への礼賛だが、それをパロディ化した蜀山人・大田南畝の『通詩選』「堺町編」は芝居と江戸への礼賛に書き換えられているそうです。オリ