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ブックマーク / blog.teshigoto.jp (6)

  • 土曜の夕べ・「白磁染付と麻の染物」 | 手仕事フォーラムblog

    炎天下の道を日陰を探しながら歩くように、 どんなささやかな涼でもありがたく感じる今夏の暑さ。 こういう暑さがあるからこそ、私たちの身の回りの品々には季節感があり、 その風合いを愛でる喜びもあるのだろうと思います。 だけどそろそろ「もういい加減にしてよ」と言いたいのが、正直なところ。 8月の「土曜の夕べ」は、「白磁染付と麻の染物」。 時節にふさわしい涼やかなお題目でおこなわれました。 第1部「白磁染付」 (願わくば、蕎麦猪口一つひとつに全国各地の地酒(冷酒)を注いで、聞き酒してみたい) 蕎麦猪口はいつ頃から? 「日国中どんなに痩せた土地でも蕎麦は育つので、古伊万里の蕎麦猪口は北前船によって江戸時代から流通していた」と思われがちですが、蕎麦を打ち、つゆにつけてべるといういなせなべ方をするようになったのは、江戸末期。それまでは蕎麦を団子状にしたソバガキだったそうです。 ですから、蕎麦猪口と

    gitanez
    gitanez 2010/08/24
  • 型絵染の骨格「芹沢硑介の型紙」展 | 手仕事フォーラムblog

    静岡市立芹沢硑介美術館の展覧会情報です。 今回の企画は、型染(かたぞめ)という染物をたくさん創作した芹沢の「型紙」がテーマ。 パンフレットには、「型紙を用いて染める型染ににとて、型紙は最も重要なもので、芹沢自身も『型紙は型染の骨格で、続く諸工程が如何にあろうと、結果は一にこれにかかる』と記しています。文字通り、型染の基礎にあたるものですが、同時に、白と黒で構成された型紙は、それ自身が作品といってよいほどの見事な美しさを持っています」とあります。 芹沢の型紙をまとめた、おそらくはじめての企画であり、芹沢の力量の根を知るまたとない機会でしょう。「骨格」と、そこに「肉付け」した作品を並べて見ることができる、貴重な機会にもなりそうです。 会期  2009.6.6(土)〜8.30(日) 休館日 毎週月曜日(7/20を除く)、7/21 静岡市立芹沢硑介美術館 www.seribi.jp

  • もう一人の名陶工 | 手仕事フォーラムblog

    いつも小鹿田では坂茂木さんばかりを注目し、彼しか評価せぬのは疑問と、ご子息を支援される方からコメントが寄せられたことがありました。それにはワケがあり、いずれはあきらかにしたいと考えてます。先日のNHK「ふるさと一番」の放映中の時間帯に、私は共同窯に近い黒木 力さんを訪ねました。 三年前、既に窯主になって久しいご子息の隆氏が急逝され、再び窯元の立場で仕事に励んでおられるのです。おん年80歳、かっては茂木さんとライバルのようにもいわれ、小鹿田焼を二人で民藝協会系のつくり手として筋を守ってきたことはあまり知られていないのです。また、ロクロ技術にかけては最も優れた陶工とまで云われた名工です。そのつくりは、小鹿田伝来の薄づくりで、大物成形での紐巻きは細めに巻き上げ引き伸ばすという手法をとります。茂木さんは逆に、太めの巻き上げをぎりぎりまで輪積みして一気に力まかせに引き伸ばします。ですから老化する

    gitanez
    gitanez 2009/04/18
    小鹿田焼の名陶工。御年80歳。
  • 廣永陶苑の構え | 手仕事フォーラムblog

    津市郊外の山懐に抱かれた森の中に川喜田半泥子の窯場、廣永陶苑があります。丘陵斜面をうまみに利用し、住まい、仕事場、展示場、茶室、迎賓室などの建物それぞれを配置して敷地全体が自然美と対話できるしつらえで、息を飲みました。 大型車は入れませんが普通車で行っても指定の駐車場に入れてから一キロは歩きます。 しかし、竹林というよりは竹森の中を回遊するかの歩行はとても気持ちよく、美を求めてたどる路の為に創ったのではないかと想うほどでした。現在の窯主は川喜田半泥子の一番弟子、坪島土平氏、陶芸家としても名高い方だそうです。 川喜田半泥子は北大路魯山人とならぶ偉大な陶芸家、茶人として制作した数万点の作品は売らず、私には数奇者の認識しかありませんでしたが、実業家から美の求道者として一世を風靡した川喜田さんの気品と才覚をあらためてみてとれました。川喜田作品はここには展示されてなく、津市の石水美術館が彼の展示館で

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    gitanez 2009/04/03
    川喜田半泥子
  • 漆椀 | 手仕事フォーラムblog

    連載手仕事レポート中の「昔の物 今の物」に漆塗りの酒上(ひあげ)を取り上げさせて頂きましたが、それに関連して、恥ずかしながら、自宅で、飯椀として、25年に渡り使っている大振りの漆椀をご紹介させて頂きます。 長年の使用で、かなり漆が擦れてきており、また何度か落として割れが入っています。しかし漆の物は、修理が効き、今後も使用が可能です。 漆椀は磁器の飯椀と違い、炊きたてのご飯を入れても、持つ手に優しく適度な暖かみを感じさせます。 皆様も一度、飯椀を漆の器に代えてみては如何ですか。 漆好きの間では昨今、漆器の飯椀がとても人気があり、「物の」漆器を扱う専門店で多く並んでいますね。この手のお店を訪れると、漆器の危機が嘘のように感じられますが、10人にも満たない、決まった作り手のものばかりという現状は否めません。東京でも京都でも大阪でもそう感じます。私は会津塗の相田啓介氏(四代目)の椿皿の美しさに出

    gitanez
    gitanez 2009/02/21
    うわっ、いい味でてる。僕も使いこみたい。しかも、そもそもの形がきれい。
  • 土佐路での出会い1 | 手仕事フォーラムblog

    昨年末からの愛媛民藝館での「日の手仕事展」が終了、2月初旬、搬出の為に再び四国に出向きました。二年に一度、せっかくなので今回は高知から西海岸を周り松山を経て西条市愛媛民藝館へたどるコースとしました。目的の一つには須崎市の知人宅におじゃますることもあります。前夜、高知市帯屋町で地産地消・無添加調味料にこだわる「花ころも」という居酒屋を見つけましたが、高知は金沢市とならんでアタリハズレが少ないような街に見受けられます。 さて翌朝、桂浜から海岸沿いでこの日の目的地須崎をめざします。土佐市(旧伊野市)に入ってしばらく、雰囲気のよい町屋を通過しました。あわてて戻ると、なんと竹細工物などの荒物屋ではありませんか。店構えといい、軒先のカゴの吊るし方など、ご主人の気張り意気を感じます。 あいにく雨中、ゆっくり外周りは観察できないので、さっそく店内へ。予想していたとおり、竹製品は輸入物が目につきます。しか

    gitanez
    gitanez 2009/02/20
    いいな。こういう荒物屋に行ってみたい。
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