不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 「複雑系の技術として直観を養う」。 津田 マクリントックというトウモロコシの遺伝子の研究者がいました。彼女がやったことは何かと言ったら、顕微鏡で観察するだけなんです。しかし中へ入ってしまうわけです。遺伝子の中へ自分が入ってしまう、そういう感覚を持つんです。それで予想していくんですが、彼女の予想はほとんど当たっています。(中略)私が複雑系の技術として直観を養うという言い方をしているのはまさにそういう意味なんです。だから本来ならそこは記述できないわけです。記述できないんだけれども、その中に同化するというプロセスは我々には出来る。脳はそういう作用を持っているわけです。 こういうことが科学の文脈のなかで語られていることがすごいな、と。 インターフェイスを問題にする昨日の「普遍的記述