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consciousに関するgitanezのブックマーク (7)

  • 企て。: DESIGN IT! w/LOVE

    「企て」が人びとの「行動」を未来の目的につなぎとめることで、現在時における人の生から「行動」を意識を切り離してしまう。 『デザイン思考の仕事術』という、デザイン=企てに関するを書きながら、同時に、そこに文化だとか生だとかいうことをキーワードとして盛り込んでもいるがゆえに、その最後に僕が「デザインしすぎない」という断章を置かざるをえなかった理由がここにあります。 現在にありながら現在を生きていない僕は「デザインしすぎない」という断章で、こう書かざるをえませんでした。 しかし、デザインしすぎてもいけないのだと僕は思います。自分のまわりが固定された人工物ばかりだと、人間自身が変化するものだということを僕らは忘れてしまいがちです。自分自身まで固定してしまい、自分の固定観念の外に出られなくなる。そうなってしまうともはやデザインすることもできなくなります。 さらに続けて「どこかにデザインされていない

  • 自我という魔術: DESIGN IT! w/LOVE

    言葉でなにかを理解する、知るということは、永遠にその対象から遠ざかってしまうということになる。『ひらめきを計画的に生み出す デザイン思考の仕事術』が「バラバラの情報が散らばった世界で」という断章からはじまっているのも、そこに目を向けてもらうことができたら、と思ったからです。 「ひらがなで、ほうほう。」で、僕はこう書きました。 なまえ。なまえ。なまえ。 なまえなんか重要じゃないのに。 なまえがつくとうごきが止まってしまう。 かたまってしまう。 以前、「意味を超えたところにある何か」というエントリーでも書きましたが、岡野玲子さんのマンガ『陰陽師』の1巻では、名前によって相手を縛り上げる呪の話がでてきます。怨霊に、自身の名前を教えた源博雅が怨霊に操られてしまうことになるのに対し、陰陽師の安倍晴明は偽の名前を名乗ったために、その力から逃れることができたという話です。 まさにそれとおなじで名前をつう

  • ひとりエスノグラフィ: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 先のエントリーでは、自分の行動と思考のギャップに気づかない人向けに、自分の行動を客観的にみるためのものとして紹介しましたが、実はアイデアの発端はそこではなかったんです。 もともとのアイデアはエスノグラフィを簡易化するにはどうしたらいいか?というところから出てきたんです。 つまり、普通の人が格的なエスノグラフィ調査をするのはなかなかむずかしいでしょうから、てっとり早くエスノの構成員でもある自分の特定の生活行動をビデオに撮影して、人間の行動を観察してみるということはどういうことか体験してみましょうというアイデアです。 人はほとんどの行動を意識せずに行っている『ペルソナ作って、それからどうするの?』でも書いていることですが、人はほとんどの行動を意識せずに行っています。当たり前で

  • 『ペルソナ作って、それからどうするの?』といっしょに読みたい参考文献:4.脳と意識、生物編: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 いよいよ明日発売の『ペルソナ作って、それからどうするの? ユーザー中心デザインで作るWebサイト』。書店によっては今日から店頭に並んでるところもあるようです。献した人からもらった最初の「読者の声」。「ケーススタディがおもしろかった」だそうです。確かにあそこは人によってはおもしろいと思う。僕自身、小説仕立てのあそこが書いてて一番おもしろかった。 さて、発売日直前に最後の「いっしょに読みたい参考文献」の紹介。 これまでの紹介はこちら。 『ペルソナ作って、それからどうするの?』といっしょに読みたい参考文献:1.デザイン編『ペルソナ作って、それからどうするの?』といっしょに読みたい参考文献:2.認知科学・UCD編『ペルソナ作って、それからどうするの?』といっしょに読みたい参考文献

  • ダイナミック・コア: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 ダイナミック・コアは、脳神経科学者ジェラルド・M・エーデルマンのグループが提唱したTNGSで使われる用語で、脳内で機能クラスターとしてふるまう「相互採用する系」を示す。主に視床-皮質系で営まれ、コアは信号を主にコア自身の中でやりとりをし、その再入力性の信号のやりとりが意識状態を生み出すと考えられている。 ダイナミック・コアの再入力性の神経活動は、外界や脳自体の信号を、それらクオリアの感じる状態、つまり、「X(ヒト、コウモリ等々)であるとはどのようなことか」へと「現象変換」する。(中略)ダイナミック・コアの活動からクオリアへ、という現象変換が起きるということは、コアの神経活動によって高次元の識別がもたらされるということであり、言い換えれば、コアの活動なくして高次元の識別はない

  • 神経細胞群選択説(Theory of Neuronal Group Selection): DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 神経細胞群選択説=TNGS(Theory of Neuronal Group Selection)は、脳神経科学者、ジェラルド・M・エーデルマンのグループが提唱する、中枢神経系の多様性と統合性を説明する脳の大局論。 以下の3つの原理からなる。 発生選択:胎児の脳が一応の解剖学的構造を整えるまでの期間に発育していくニューロンが後成的な影響を受けながらさまざまな結合パターンのレパートリーを構成するプロセス。経験選択:主要な解剖学的構造ができあがった後に、個体が行動するなかで環境からの様々な入力を得ながら、シナプス結合に多彩な結合強度を生み出していくプロセス。再入力:時空間的相関および意識の統合性を可能にする最重要プロセス。 エーデルマンは、脳をコンピュータやチューリングマシンに

  • 私的インフォメーション・アーキテクチャ考:15.インターフェイスの質量: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 まずはこの図を見て下さい。なんだかわかります? 答えは後ほど。 義歯の違和感さて、僕は、鉄製のスプーンやフォークがちょっと歯に触れた時の感覚がたまらなく嫌いです。スプーンがちょっと歯に当たったりすると、まるで歯全体が金属になったような違和感を感じたりする。それは普段、意識することのない歯の質感をあらためて意識させられるからかもしれません。 義歯の違和感というのは、平凡な僕らでさえ、歯の潜在する機能を発見できるような、それによって身体の内と外の関係を変えていけるような、そういった道具というわけだ。歯の質量は、義歯の違和感によって再発見され、それによって僕たちは、改めて違和感を避けるような噛み方をしたり、咀嚼の仕方を工夫する。(中略)いずれにせよ、違和感の発見によってインターフ

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