不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 時々驚かされることがある。 常識人のアナーキーさに。 「無理せず流れにまかせればいい」などと、近代以降の「進歩」「改善」を基本的な行動指針を根本から覆すような言葉をさらっと口にだす。 このブログにも明らかなように時々、近代以降の方向性に対して批判的な考えを口にする僕さえも、口にすることを躊躇してしまうような言葉をいともたやすくさらっと。そんな根本的な近代否定をなんの迷いもなく口にされると、僕のほうが驚いて近代擁護側にまわってしまうくらいだ。 もちろん、それを口にした本人にそんな深い考えはない。 きわめて常識的に「無理なく」という保守的な態度を表明しただけだろう。 けれど、だからこそ恐ろしい。 無知であるが故に、過去に人びとが努力して行ってきたことを、さらっと何気なく否定して