経済産業省資源エネルギー庁が24日発表した22日時点のレギュラーガソリンの全国平均小売価格は、1リットル当たり157円ちょうどで前週(16日)と比べて1円80銭値上がりした。3週連続の値上がりで年初来高値を記録。昨年4月16日時点の調査以来、約1年3カ月ぶりの高値水準になった。 国際的な原油相場が、エジプト情勢の混乱などを背景に引き続き上昇したのが主な原因。円安による輸入価格の上昇も後押しした。 高値のまま夏休みの行楽シーズンを迎えたが、猛暑でエアコンを利用する車が増えたこともあり需要は堅調に伸びている。調査を担当する石油情報センターは「来週も1円以上の値上がりになるのでは」とみる。 都道府県別では、横ばいだった高知県を除く46都道府県で値上がり。値上がり幅は奈良の3円90銭が最高で、岡山の3円20銭、青森の2円70銭が続いた。鹿児島や長崎など6県では160円を上回った。 ハイオク