2017年9月号「定年延長。」はこちら。 さて、週刊ポストにボロクソに言われた定年延長。これは、人事院勧告に引きずられて出てきたわけではなくて、あくまで政治マターです。 いやもちろん人事院勧告でもふれられてはいるんです。こんな具合↓ 「本院としては、定年の引上げに向けて、平成23年の意見の申出以降の諸状況の変化も踏まえ、必要な検討を鋭意進めていく所存です」 (平成29年8月8日 人事院総裁談話) どうやらそんなに急ぐつもりがないのが見え見え。しかし国家公務員の状況はこうです。 ・40代と50代の職員数は20代と30代の職員数の約2倍 ・平成29年度の再任用職員数は、平成25年度から倍増(6864人→12634人) ・半数近い職員が、退職後の生活に不安をかかえている(半数以上は不安じゃないのかっ!) ・再任用者は、定年までの職位より下位の職に就いたり、短時間勤務なので士気や公務能率が低下する