県職員などの退職手当が二月一日から減額されるのを前に、約百十人の教員が今月末で退職する意向を示している問題で、今月末での退職希望者の中に、少なくとも中学三年の担任教諭一人が含まれていることがわかった。高校受験直前での担任交代に、関係者からは影響を心配する声が上がっている。 県とさいたま市教育委員会によると、一月末での退職を希望している教員は計百七人。このうち担任教諭(さいたま市立学校を除く)は計二十七人に上っている。 内訳は小学校が一年三人、二年一人、三年二人、四年三人、五年一人、六年ゼロ、特別支援学級が二人。中学校は一年一人、二年ゼロ、三年一人、特別支援学級二人。県立高校は二年が二人、県立特別支援学校は九人。