ニューヨーク(CNNMoney) 最近、「Work-life balance(ワークライフバランス)」という言葉を至る所で目にする。この言葉を聞いて思い浮かぶのは、まず、仕事と生活とは全く別の物で、次に、この2つを完全に調和させて禅のようなバランスを実現する方法が存在する、という2つのことだろう。 しかし、アメリカ心理学会(APA)の組織的卓越センターのディレクター、デビッド・バラード氏は、「ワークライフバランス(仕事と生活のバランス)という言葉が間違った意味で語られることが非常に多いと感じる」と述べる。「『バランス』という部分が、時間とエネルギーを(仕事と生活に)等しく振り分けると思わせるが、実際は必ずしもそうではない」と語る。 では、「ワークライフバランス」が正確な言葉ではないとしたら、一体どんな言葉が正しいのだろうか。専門家たちは、この概念をより良く理解するのに役立つ代わりの言葉をい