「団扇(うちわ)と解釈されるならば、団扇としての使い方もできる」という不思議な「討議資料」を有権者に配ったために、法務大臣が辞めてからまだ一カ月もたたぬのに、今度はやたら大きな団扇が永田町に登場したようだ ▼この大団扇が起こす風は、解散風。吹き始めたのかなと思ったら、あっという間に大風になりつつある。来週中にも解散かと師走総選挙に向けてセンセイ方を一気に走らせ始めたのだから、大した団扇である ▼思い起こせば、二年前の今ごろも、解散風が強烈に吹いていた。国会で党首討論があったのは、十一月十四日。野党第一党の党首として安倍さんは、野田首相に解散を迫った。消費税増税で国民に負担をかける以上、国会の定数削減が必要だから、それに道筋を付けねば-との条件を出した首相に対し、安倍さんは言っていた ▼「来年の通常国会において、私たちは既に選挙公約において、定数の削減と選挙制度の改正を行っていく、こう約束し

