村上:グーグル(日本法人)の会長を務めると、インターネットに接続した情報端末を首の後ろに埋め込まれるので、世の中の情報が自然に集まってきます。というのは冗談ですが、いずれ、情報端末を人体に埋め込む時代がやってくるでしょう。 ウエアラブル端末は常に身体に接触しているので、しばらくは、装着者のバイタルサイン(生体情報)を収集する機器として発達するでしょう。健康状態を把握するのに利用する機器ですね。 常時インターネットに接続している機器で、人と接触しているものを“ウエアラブル”と定義するならば、ネット接続したクルマ「コネクティッド・カー」もウエアラブル機器と解釈できます。将来的には、あらゆる家庭機器をネットでつないだスマートハウスも、ウエアラブルの範疇に入ってくると思われます。 サイボーグ化で強化される人体 ウエアラブルが進化すると次はどのような技術に発展していくのでしょうか。 村上:ウエアラブ
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