by Teresa Grau Ros アメリカの公立図書館の多くは、貸出期限が過ぎても図書館の本を返さない人に対する罰金として延滞料を科していますが、これを廃止することでかえって本の返却率が増加したという事例が報告されました。 Book returns surge 240% after Chicago eliminates fines https://apnews.com/052cef5655be4a928233f1d45d258056 アメリカ・シカゴの市立図書館は2019年10月1日から、「延滞料のシステムを廃止し、これまでの債務もすべて帳消しにする」と発表。その目的は、「延滞料の仕組みにより、貧しくて本が買えない人のような、本当に図書館を必要とする人を図書館から遠ざけている」という事態を打破することにありました。 シカゴ市立図書館が延滞料制度の廃止に踏み切った経緯は、以下の記事に詳し
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