22日、名古屋市内のホテルで行われる労組・日本プロ野球選手会(新井貴浩会長=阪神)総会が注目される。13年に開催される第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に参加する条件として、適正な収益配分の要求を決議する動きがあるからだ。 すでに12球団オーナー会議(島田亨議長=楽天オーナー)が、過去2大会のWBCの日本への利益配分が少なすぎることに不満を表明。加藤良三コミッショナーと島田議長を団長とする交渉団を結成することを決めているが、そんな動きに呼応するように、選手会も選手全員が足並みを揃えて適正な収益配分を要求することになったのだ。 「日本代表に付いたスポンサーからのスポンサー料までWBCの主催会社のWBIに持っていかれるのはおかしい。日本にスポンサー権があっていい。日本のテレビ局からの莫大な放映権料など、WBCの収益の半分以上はジャパンマネーなのに、日本の取り分が13%だけと