2020年1月の放送開始から、さまざまな意味で話題となったTVアニメ『異種族レビュアーズ』。ニコニコ静画『ドラドラしゃーぷ#』で連載中の、異世界の冒険者たちがスケベなお店をレビューし続けるという挑戦的なマンガをどんな思いでアニメとして再構築したのか、制作を終えたばかりの小川優樹監督に語ってもらいました。前編ではアニメのオリジナル要素やこだわり、音楽面などについてお届けします。 ――小川監督は直近では『みるタイツ』、以前は『大家さんは思春期』というフェチズムを感じさせる作品で監督をされていますが、今回の『異種族レビュアーズ』もまさにそうです。こういう作品がお好きなのでしょうか? 小川 仕事を受けるときの基準として、自分がやってみたいと感じたものを選んでいます。よくあるもの、似たような作品が存在するものの依頼があっても「自分じゃなくてもいいのでは」と思っちゃって。その点、『みるタイツ』ならひた