東京都知事選に出馬している外山恒一(政治活動家、前衛芸術家、評論家)が奇天烈な政見演説を行い、一部で話題になっている。 外山恒一の政見放送 [2007/03/25] http://www.youtube.com/watch?v=ccwpbsJsWvM この演説だけ観ていると、全てが単なる受け狙いではないのかという疑問が真っ先に浮かんでくる。外山恒一は鳥肌実に似ているという声を掲示板でしばしば見かけるのもよく判る。だが鳥肌実は純然たる芸人であり、その主張は完全に現実の政治から遊離している。一方、外山恒一の主張は現実の政治思想や政治状況に立脚している。政見演説の内容はその上澄み、結論だけを、しかも派手にネタ的に口にしているので、ネタ扱いされるのも当然である。 演説の中で外山は、「奴等多数派は……」「我々少数派は……」などと繰り返しているが、その真意がどこにあるのかは演説を最後まで観たところで不