他人の目を気にしすぎる子が増えているようだ。昼食を1人で食べている姿を周囲に見られたくない大学生がトイレで食事しているという話題が報じられたが、「気持ちが分かる」という中高生も多い。なぜなのか。子どもたちと教育・福祉に携わる大人の話から、背景を考えてみた。【中村美奈子】 東京都渋谷区の児童総合施設「こどもの城」で今月、子どもたちが身近なテーマについて語り合うイベントがあった。首都圏の中高生約40人が集まり、喫茶店のように数人ごとにテーブルを囲む。 「まわりの目が気になりますか?~ひとりごはんできる?」をテーマにしたテーブルをのぞくと、学校で昼食時間をどう過ごしているかが話題になっていた。学生食堂で好きな物を食べている私立中3年男子(15)は「食堂ではどこに座るかも自由だけれど、必ず友達と食べる」という。他の子に「1人で食べることはないの?」と聞かれると「やりにくい。だって誰もしてないから」
かわぐち・じゅんいちろう 宇宙航空研究開発機構(JAXA)教授。はやぶさプロジェクトマネジャー。54歳 ◇JUN’ICHIRO KAWAGUCHI 《はやぶさの帰還を受け、国内外からお祝いの声が寄せられた。学生時代にあこがれた米惑星探査機「ボイジャー」計画の中心人物、元米航空宇宙局(NASA)のエドワード・ストーン氏からも「はやぶさチームの偉大な成果を祝う」とのメッセージが届いた》 非常に光栄です。無人探査の分野では、一部でようやく米国に肩を並べられたのではないかと思います。NASA本体からは祝福の言葉は届きませんが、NASAが簡単に祝ってくれないことは、逆に喜ぶべきなのでしょう。対等な相手と認めてくれたのかもしれませんから。 《学生時代、日本の宇宙開発の将来を懐疑的に見ていた。今なお同じ思いを抱く》 最近は宇宙開発に携わる企業も減っています。科学技術は、うまくかじ取りすれば産業につながり
中古のテニスボールを教室の机や椅子の脚のカバーにする再利用方法が、全国の小・中学校に広がっている。ガタガタとうるさい音がしなくなり、床も傷つかず、ごみとして捨てられるボールも減る。良いことずくめのようだが、アレルギーやシックハウスなど空気環境に敏感な症状を持つ子供には思わぬ危険がある。ボールから出る揮発物質により、健康被害に遭う恐れがあるのだ。実際に体調を崩した子供もおり、導入には細心の注意が必要だ。【田村佳子】 ●騒音防止で導入 再利用の方法は簡単。ボールに切り込みを入れて机や椅子の脚にはめ込むだけ。90年代初め、補聴器をつけた子供の耳を守るため、親からの要望を受けた熊本市内の小学校で始まった。騒音防止とごみ減量に役立つことから、難聴の子供がいない学校にも導入が拡大。今では、全国で多くのテニススクールやテニスクラブが中古ボールの提供に協力しており、インターネットで再利用を呼びかけるサイト
バブルの犯人は男性ホルモンの可能性あり--。 品のない説のようだけれど、英ケンブリッジ大の研究者が権威ある科学誌「米国科学アカデミー紀要」(PNAS)に発表した2本の論文の指摘である。 ロンドンの金融街で働く株のトレーダー44人を調査した。みんな男性で巨額の資金を秒単位で動かすツワモノばかりだ。 調べたのは彼らの指の長さ。人さし指と薬指の比率を測ったら、薬指が長いトレーダーは短い人の約6倍も稼いでいるのが分かったという。 薬指の長い男は、誕生前、母親の胎内で多量の男性ホルモンにさらされ、大人になった時、このホルモンに敏感に反応して、瞬時に決断したりリスクを貪欲(どんよく)に取ったりするそうだ。 それにしても、どうしてそんな研究を? 発表者のジョン・コーツさんに電話してみた。 実はコーツさんも、以前ウォール街の金融マンだった。ITバブルのころ、女性は変わりないのに男性トレーダーだけ自信満々で
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