「紫色」は、地位と権力の象徴として、数百年もの間、古代の王族と結びついてきました。例えば、英語の「born in the purple」は、「王家に生まれる」という意味になります。 その王族の衣服を染めるのに使われたのが、天然の貝から取れる「貝紫色(ロイヤルパープル、Royal purple)」でした。しかし、染料の製法は門外不出で後世に伝わらず、何世紀も前に失われています。 ところが、北アフリカ・チュニジア在住のモハメド・ガッセン・ヌイラさんが、失われた秘伝の製法を復活させることに成功しました。 ヌイラさんは、コンサルティング会社を経営する一般男性で、染料に関する知識もなく、一から試行錯誤を重ねたといいます。 王族が愛した貝紫色は、一体どのようにして作られたのでしょうか。 3000年以上前のフェニキア秘伝の製法Credit: ancient-origins貝紫色の歴史は、紀元前1600年
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