塩崎恭久・厚生労働相 (参院選の受け止めを問われ)私の(地元の)愛媛県を含めて、野党が統一候補を出すという世界的にも珍しいことをおやりになった。ILO(国際労働機関)のガイ・ライダー事務局長が北京でのG20労働大臣会合の時に、共産党も一緒だと聞いて驚愕(きょうがく)をされていた。やはり常識では考えられないことが日本では起きている。世界の常識を踏まえた政治をやっていかなきゃいけない。 つまり、政党はそれぞれの安全保障観、社会保障観、経済政策観を持っているはずなので、それを捨象して、ただ安保法制廃止とか憲法改悪阻止とかで国民の生活がよくなるわけはない。自らの哲学を堂々と正面から語って、国民の心をつかむ努力をしていくことで、国民がより幸せに、生活もより安定していくということにつながる。ぜひ政党政治の原点に立ち返ってもらいたい。(閣議後の記者会見で)