ガンホー・オンライン・エンターテイメントは20日、主力のスマートフォン向けゲーム「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」で、利用者同士の対戦ができるようにするなどの機能を2017年度中に追加すると発表した。同社の業績を牽引(けんいん)していたパズドラだが、2日に発表した2016年12月期連結決算は4割近い減益という厳しい内容で、人気に陰りが出ている。新機能でてこ入れし、業績改善につなげたい考えだ。 パズドラは12年2月に提供を開始しており、5年を迎える20日に記念のイベントを開催。この中でガンホーが発表した新機能は対戦のほか、3人で協力して遊べるようになることと、ゲーム内で取得したキャラクターを他の利用者と交換(トレード)できるという機能だ。森下一喜社長は、「3人協力とトレードは今春、対戦も年度内には実装する」と述べた。 パズドラをてこ入れする背景には、業績不振がある。16年12月期は売上高