日本に志ある経営者はいるか 前回のコラムで、インドはサティヤム社の経営者であるラマリンガ=ラジュ氏のことを紹介した。主として欧米企業のSIとBPO請け負いで大きく業績を伸ばし、自社をニューヨークNASDAQ上場の優良銘柄にまで成長させつつも、しかし決して驕慢になることなく自国の貧困撲滅のために奮迅している立志伝中の人物である。こういう高潔な志を持った企業や経営者はインドには少なくない。 私はこのコラムで何度となく「サイバーは格差を埋めるために使うのが正しい」と書いている。確かにサイバー社会の中で、それぞれの格差は急速に開いているのは事実だ。しかしそれでいいと思ってはならない。格差を埋めるのもまたサイバーなのである、と。だからインドの尊敬すべき経営者を見るにつけ、サイバー社会の本来の在るべき姿を再認識させられる思いである。 翻ってわが日本ではどうか。いうまでもなく、これがはなはだ情
フジテレビを味方に引き入れたUSEN宇野社長の素顔 (松崎 隆司=フリーライター) ライブドア株の上場廃止で頭を抱えていたフジテレビに救世主が現れた。 動画の無料配信サービス「GyaO」などで急成長と遂げているUSENの宇野康秀社長だ。フジテレビが抱えるライブドア株12.7%を、宇野社長がポケットマネーで買い取るというのである。1株71円、総額は95億円。ライブドアは訴訟リスクを抱えており、十分な精査ができない。そこで、USEN本体にリスクを負わせられないという配慮から、宇野社長が個人で買い取った。 ライブドアグループとの関係を強化することでUSENは、ソフトバンクや楽天と並ぶIT企業3強の一角を占めることになる。 幼いころから事業家を目指し、松下幸之助の伝記を読みあさる 宇野氏は、IT業界の中では「兄貴的存在」であり、若い経営者からの信頼が厚い。 楽天の三木谷浩史社長とはゴ
エイベックス・グループとUSENグループは、第3世代携帯電話(3G携帯)向け無料動画配信サービス「モバイルGyaO」の動画配信システムを共同開発し、3月27日より試験配信を開始した。エイベックス・グループ・ホールディングスが同日明らかにしたもの。 エイベックス・グループで携帯電話向け動画配信システム開発を手がける「Para.TV」が、USENとその携帯電話関連事業子会社「KLab」と共同開発した。 Para.TVはこれまで、エイベックス・グループの音楽配信サービスやグラビアDVD紹介サイトをはじめ、お笑い番組配信の「メディアブレスト」などに動画配信システムを供給。また携帯電話向けコンテンツ事業を手がける「モビーダ・エンターテインメント」のプロ野球画像/音声配信サービス向けに、ライセンス提供を行なうことも決定している。 今回Para.TVがUSENグループと共同開発したシステムは、NTTドコ
ついにベールを脱いだ「Origami」プロジェクト 原文タイトル:Origami Unfolds 原文掲載サイト:www.forbes.com 著者名:Chris Kraeuter and Rachel Rosmarin 原文公開日時:2006年3月7日 あおり立てられ、さまざまな憶測が飛び交うこと数週間、米Intelがついに注目のプロジェクト「Origami」の一端を明らかにした。その正体は米MicrosoftのOSが動作する、タッチスクリーン搭載の携帯型ミニコンピュータである。 聞き覚えがあるという人もいるかもしれない。それもそのはず。Microsoft会長兼チーフ・ソフトウエア・アーキテクトのBill Gates氏はもう何年も前から、このタイプの機器を推進している。ただし、これまでの成果ははかばかしくない。つまるところ、価格がノートパソコンほどもする“使えないコンピ
ユーザーが入力した検索語をマーケティングに役立てる! (日経ビジネスAssocie編集) 検索語から消費者ニーズや人気をつかむ 自社商品の利用者が何を欲しているのか、検索語から探る方法がある。 ●「キーワードアドバイスツール」 オーバーチュアが、ヤフーなどの検索サービスに広告を掲載したい広告主向けに、広告キャッチフレーズを考えるためのツールとして公開している。キーワードを入力すると、ネットユーザーがヤフーやmsnでその言葉を入力・検索した回数(前月分)、およびAND検索した言葉が表示される。 ●「Googleサジェスト」 キーワードを入力している途中から、検索語候補をプルダウン表示してくれる便利な機能。キーワードを打ち終えると、それに続く用語や頻繁にAND検索される用語がプルダウン表示される。「日経ビジネス」と打つと「日経ビジネスアソシエ」「バックナンバー」「日経ビジネス人文
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く