(写真)石垣島へ本土から増援部隊を派遣し、「どちらかの残存率が30%になるまで戦闘を実施」と記されている内部文書 自衛隊が沖縄県の石垣島に侵攻した敵と凄惨(せいさん)な戦闘を行い、「どちらかの残存率が30%になるまで戦闘を実施する」―。日本共産党の赤嶺政賢議員が11月29日の衆院安保委員会で暴露した防衛省の内部文書「機動展開構想概案」(2012年3月29日付)に対し、地元住民から驚きと怒りの声が上がっています。 同文書は、尖閣諸島や沖縄の先島諸島などの島嶼(とうしょ)部の軍事態勢を検討する「機動展開ワーキング・グループ」が作成した中間報告書。今年3月に創設された「島嶼防衛」専門部隊の水陸機動団や石垣・宮古・奄美などへの自衛隊基地建設・ミサイル部隊配備の動きなど、安倍政権の下で進む南西諸島への自衛隊増強の動きの源流ともいえるものです。 同日の委員会で、防衛省の西田安範整備計画局長は、2010