「自分の体を傷つけたり、家族やペットに暴力をふるってしまう」「最近、集中できない」―。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う自粛や休校で、少なからぬ子供たちが強いストレスを受け、精神的な「傷」を負っている。そんな実態が、国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)の調査「コロナ×こどもアンケート」で明らかになった。同センターは「おとな以上に子供たちは、不安や困りごとを抱えているかもしれない。心理社会的影響は中長期的に続く」としており、子供たちを注意深く見守る必要を訴えている。 ◇75%にストレス 調査は、全国一斉の休校やその後の在宅生活が、子供たちに与えたさまざまな心理的影響やストレスについて、4月30日から5月末までインターネットを通じて実施。7歳から17歳の子供2591人、0歳から17歳の子供の保護者4750人から回答を得た。 調査報告によると、「全体の75%に何らかのストレス反応・症状が