ブックマーク / econ101.jp (11)

  • タイラー・コーエン「なぜヨーロッパと日本ではデフレが続いているのか」

    Tyler Cowen “Why is deflation continuing in Europe and Japan?“(Marginal Revolution, January 22, 2015) 次に引用するのは日からのニュースだ。 ブルームバーグ・ニュースが行ったエコノミストへの調査によれば、日銀行が2パーセントのインフレ目標を設定して4年後、物価は依然としてそれに満たない可能性がある。 16個の推計の中央値が示すところでは、消費者物価は2017年3月期の会計年度において平均1.4パーセント上昇し、生鮮品と消費税による押上げを除けばインフレ目標が設定されてから2017年3月期まで2パーセントに達する年はない。黒田東彦総裁が2013年4月にその記録に残る刺激策を表明した際、彼は約2年以内に目標を達成したいと考えていた。 クルーグマンの記事には他の地域のデータ点が載っている。

    タイラー・コーエン「なぜヨーロッパと日本ではデフレが続いているのか」
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    godmother 2015/02/09
    インフレ率が少し上がってもこれ以上にはならない理由として、賃金が上がったという実感が全くなく、むしろインフレになった分との差し引きでは、マイナス収入になる。これは当たり前。この状態が続く限り家計は緊縮
  • ポール・クルーグマン「格差と不況からの回復力のつながり」

    Paul Krugman, “The Inequality Connection,” Krugman & Co., November 28, 2014. [“Inequality and Crises: Scandinavian Skepticism,” November 21, 2014; “The Wisdom of Peter Schiff,” November 22, 2014] 格差と不況からの回復力のつながり by ポール・クルーグマン Jonathan Nackstrand/The New York Times Syndicate 12月はじめに,コロンビア大学で開かれる格差とその帰結に関するカンファレンスでぼくも話す予定になってる.そこでぜひ取り上げなくちゃいけない問題のひとつは,「格差の拡大によって国々は金融危機に対して弱くなるのか,そうした危機からの回復がいっそう困難に

    ポール・クルーグマン「格差と不況からの回復力のつながり」
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    godmother 2014/12/01
    日本の地銀の金融規制緩和が行われる手はずになったらしいけど、スウェーデンの例は、世界に一つしかないのかあ。なんか、日本は大丈夫だろうか。
  • ポール・クルーグマン「とにかくいま増税しちゃだめよ,日本さん」

    Paul Krugman, “Don’t Raise Taxes Just Yet, Japan,” Krugman & Co., November 14, 2014. [“Japan on the Brink,” The Conscience of a Liberal, November 4, 2014.] とにかくいま増税しちゃだめよ,日さん by ポール・クルーグマン Ko Sasaki/The New York Times Syndicate 現実の政策をめぐって1国をあげて論争になるとき――アメリカではそういう論争は起きていない.なにしろ,アメリカの右派は自分が「知ってる」ことがすべてで,証拠に目を向けることも間違いを認めることもないからだ――その意志決定は,中身の重要度を上回る意義をもつ.より広くその国が向かう方向をそうした政策が象徴しているからだ. さて,日では再度の消費

    ポール・クルーグマン「とにかくいま増税しちゃだめよ,日本さん」
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    godmother 2014/11/15
    “すべてはリスクどうしの比較の問題だ.目下,対デフレの信用を失うリスクの方が,財政面の信用を失うことよりもずっと悪いことに見える”増税賛成派がまき散らしたリスク懸念をどう拾い集めるのかかな。
  • ラルス・クリステンセン 「シャハトの功罪は何を物語っているか?」(2012年5月8日)

    ●Lars Christensen, “Hjalmar Schacht’s echo – it all feels a lot more like 1932 than 1923”(The Market Monetarist, May 8, 2012) ギリシャで今週(2012年5月6日)行われた総選挙で、ネオナチ政党の一つである「黄金の夜明け」(“Golden Dawn”)が議席を獲得した。このニュースを耳にして私の頭に真っ先に思い浮かんだのは、ドイツで1932年7月に行われた総選挙のことだった。ヒトラー率いるナチ党が大躍進を果たして、第一党の地位に上り詰めたのだ。今回のギリシャの総選挙では、1932年のドイツの総選挙の時と同じように、共産党やその他の極左政党も議席を伸ばしている。「ファシズムは、いつでもどこでも貨幣的な現象である」と口走りたくなってしまう。少なくとも、1932年のドイツ

    ラルス・クリステンセン 「シャハトの功罪は何を物語っているか?」(2012年5月8日)
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    godmother 2014/11/12
    “金融引き締めを通じた景気の停滞と政治の場で過激派勢力が台頭していることとの間にはつながりがある”1920年代に遡る考察。なんか、ずっしりと来る。
  • ポール・クルーグマン「量的緩和が格差を開いているって批判について」

    Paul Krugman, “Blaming the Fed,” Krugman & Co., November 7, 2014. [“Notes on Easy Money and Inequality,” The Conscience of a Liberal, October 25, 2014] 量的緩和が格差を開いているって批判について by ポール・クルーグマン Gabriella Demczuk/The New York Times Syndicate ウィリアム・D・コゥハンがジャネット・イェレンFRB議長を攻撃した先日の『ニューヨーク・タイムズ』コラムについて,ぼくのところにもいくらか怒りのメールが届いてる.コゥハンによると,イェレンは,量的緩和によって所得格差をいっそう大きくしたってことになってる.コゥハン氏も,メールの送り主たちも,このつながりは確立された事実だと受け取

    ポール・クルーグマン「量的緩和が格差を開いているって批判について」
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    godmother 2014/11/10
    φ(..)✄“非伝統的金融政策がキセキをもたらしうるとも信じていない.不況下の経済に対する主な対応は,財政的なものであるべきだったし,大規模インフラ整備計画を支持する論拠は圧倒的なまま変わりない”
  • ポール・クルーグマン「スコットランド独立にとってポンドは大問題だ」

    Paul Krugman, “The Pound Poses a Problem for an Independent Scotland,” Krugman & Co., September 12, 2014. [“Scotland and the Euro Omen,” September 9, 2014; “Day of IMFamy,” August 30, 2014.] スコットランド独立にとってポンドは大問題だ by ポール・クルーグマン Andrew Testa/The New York Times Syndicate イギリスから独立するかどうかに関するスコットランドの国民投票に関する先日のコラムで言った論点をここで言い直してみたい.できれば,さらに明瞭にしたい. スコットランドが独立を宣言すれば,既存の経済・金融のあり方に大きな混乱が生じるだろう.オックスフォードの経済学

    ポール・クルーグマン「スコットランド独立にとってポンドは大問題だ」
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    godmother 2014/09/13
    世間はスコットランドの独立を政治や人権問題で話している人たちが多いけど、通貨だけが切り離されないで紐付きだと、一切口出しできなる上、貧乏になっても自国通貨が発行できなくなる。助けてもらえなくなり破綻で
  • ポール・クルーグマン「ヨーロッパではダメな意志決定でぞっとする結果が生じてる」

    Paul Krugman, “Bad Decisions Yield Grim Results in Europe,” Krugman & Co., August 22, 2014. [“What’s the Matter With Europe?,” The Conscience of a Liberal, August 13, 2014.] ヨーロッパではダメな意志決定でぞっとする結果が生じてる by ポール・クルーグマン KAL/The New York Times Syndicate ほんの数ヶ月前,ヨーロッパの緊縮派はせっせと自画自賛にはげんでいた.南欧でほどほどに経済が上向いたのを見て,これこそ自分たちの対応の正しさを裏打ちするものだと宣言していた.ところが,いまやニュースで伝えられる状況はゾッとするほど雲行きがわるい.鉱工業生産は急落を見せ,またしても景気後退にずり落ちるのを

    ポール・クルーグマン「ヨーロッパではダメな意志決定でぞっとする結果が生じてる」
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    godmother 2014/08/24
    どうしてQEをやってる国(米英)は緊縮財政やってるのに回復してるみたいに見えるのか? シムス教授の答え「バーナンキやイエレンFRBの方がドラギECBより「口が上手いから」」Trg/ポール・クルーグマン「ヨーロッパでは
  • ポール・クルーグマン「地球を救うのに経済を殺す必要はない」

    Paul Krugman, “Saving the Planet Won’t Kill the Economy,” Krugman & Co., June 13, 2014. [“Energy Choices,” The Conscience of a Liberal, June 5, 2014.] by ポール・クルーグマン Michael Kirby Smith/The New York Times Syndicate ネイト・シルバーが,新しく立ち上げたウェブサイト FiveThirtyEight で環境に関する執筆者にロジャー・ピールケ Jr. を選んだのをみて,大勢の人が嘆きの声をあげた.コロラド大学教授のピールケ氏のことを,気象科学者たちは炎上荒らしだと見ている――いかにも開かれた心の持ち主のようなフリをして,実はどんな方法を使ってでも排出制限支持論をおとしめることにやっきにな

    ポール・クルーグマン「地球を救うのに経済を殺す必要はない」
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    godmother 2014/06/15
    “排出量削減”に目標を置くことで科学者が研究に勤しみ、人類が目指す好環境に近づくこと。これで言うなら自民党がCo2排出量を緩和した点。一気に崇高本能が萎えたと思うので、成長が止まったったよ。
  • ポール・クルーグマン「トルコの問題」

    Paul Krugman, “Troubles in Turkey,” Krugman & Co., Feb 7, 2014. [“Istanbearish,” January 30, 2014] トルコの問題 by ポール・クルーグマン OLIVER; Austria/CartoonArts International/The New York Times Syndicate 「来週は危機など起こりえない.もう私のスケジュールはいっぱいだぞ」 ――ヘンリー・キッシンジャー はあ,そんなん必要でしたっけ? トルコ? トルコに注意を向けてた人なんていたっけ? もちろん,一部にはそういう人もいただろう.仕事でね. ちょうど1ヶ月前,国際通貨基金は,国の経済情勢調査 (Article IV consultation) の最新結果を公表した――これは,一種の早期警戒システムを提供するよう想定されて

    ポール・クルーグマン「トルコの問題」
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    godmother 2014/02/09
    トルコリラを発行できる中央銀行が世界標準の経済学に基づいた政策をとれないのはなぜかな“上下変動と通貨がまだ下落する可能性があることから,利回りを上げたところで外国投資家たちは引き寄せられそうにない.”
  • ポール・クルーグマン「中流階級を再定義する」

    Paul Krugman, “Redefining The Middle Class,” Krugman & Co., February 7, 2014. [“The Realities of Class Begin To Sink In,” January 27, 2014] 中流階級を再定義する by ポール・クルーグマン Victor J. Blue/The New York Times Syndicate アメリカにはおかしなことがあれこれある.その1つは,長らく見られる傾向として,自分のことを中流階級だと考えてる人たちがとてつもなく広範囲にまたがっている点だ――そして,彼らは自分を欺いている.国際的な基準にてらせば貧困者ってことになるはずの低賃金労働者たちは,中央値の半分を下回る所得でありながらも,自分たちは中の下にあたる階層だと考えている.その一方で,中央値の4倍や5倍の所得を

    ポール・クルーグマン「中流階級を再定義する」
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    godmother 2014/02/09
    「安全と機会」がどの程度日本の国民が獲得できているか?若年層や一人親家庭層などは貧困層であるし、子育て層もやっと暮らしている状況ではある。これがもっと深刻化すると今のアメリカのような意識になる。
  • ポール・クルーグマン、日本への緊急提言

    Paul Krugman, “Japan: Don’t Ruin A Good Thing”, September 19, 2013. 日:いいところを邪魔すんな by ポール・クルーグマン Paresh/The Khaleej Times – Dubai, UAE/CartoonArts International/The New York Times Syndicate ここまでのところ、アベノミクスはホントにホントうまくいってる。「日銀行は変わったんだ」、「宴もたけなわのところで酒瓶を片付けてしまうようなマネはしない」、「持続的なプラスのインフレ率を目標にする」とシグナルを送り、また、債務は高水準ではあるものの、なんらかの財政刺激をまもなく行うというシグナルも送ることによって、日の当局者たちは、短期の経済実績で刮目すべき転回を成し遂げた。 でも、この短期の成功は、自己破滅的なお

    ポール・クルーグマン、日本への緊急提言
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    godmother 2013/10/01
    “いいかな、経済成長が確実に定着するまで待てばいいじゃないの。とりわけ、デフレ予想ががっちりと〔プラスの〕インフレ予想に転換するまで待てばいいじゃないの。”
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