日弁連副会長に異例の外国籍 日本弁護士連合会(日弁連)は3月8日、15人いる副会長の1人に韓国籍の白承豪(はく・しょうごう)氏(神戸セジョン外国法共同事業法律事務所代表)を選出した。外国籍弁護士が副会長に就任するのは、日弁連が1949(昭和24)年に設立されて以来、初めてのようだ。任期は4月1日から1年間。 白氏は1962年、韓国ソウル生まれ。5歳の頃に交通事故でトラックに引きずられて右腕を失い、何度も手術を受けたそうだ(コリア国際学園特別授業、2015年11月5日より)。その後、父親の仕事の都合で1974(昭和49)年に来日し、1985(昭和60)年に琉球大を卒業。1990(平成2)年に8回目の挑戦で司法試験に合格し、1993(平成5)年に弁護士登録した。現在は兵庫県弁護士会所属で、2017(平成29)年度には兵庫県弁護士会の会長を務めた。外国籍で県弁護士会長就任も初めてのことであった。