スバルが完成検査時の不正問題で会見を開いたのは、昨年10月が最初だ。以来、同12月、今年4月に続き4回目。拡大し続ける今回の不正の問題点を追った。 今回の不正も前回と同様、舞台は完成検査時の燃費・排出ガスの測定だ。4月に出した国交省への報告書では、得られた測定値を検査員が都合よく書き換えたことに対する調査と対策をまとめたというもの。抜き取り検査を繰り返す間に生じる基準範囲に収まらない測定値の書き換えた。報告書の中では「同基準値を達成するように測定値を書き換えるよう(検査員が先輩から)指導されており、その指導に従って測定値の書き換えを行っていた」ものだが、動機が解明されなかった。同社は「測定値のバラつきについて係長および課長から指摘を受けるのを避けたい等の理由」で、幕引きを図ろうとした。 それを許さなかったのは、報告書を受けて国土交通省が行った立入検査だ。関係者へのヒアリングで、不正が行われ
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