「東京は田舎者の集まり」とはよく聞く言葉だ。その割には……いや、そのせいなのか、東京の空気感は他府県とは明らかに違うように感じる。 大阪から上京して10年が経った私(中澤)。今ではすっかり慣れてしまったが、来たばっかりの右も左もわからない頃は、ことあるごとに「冷たい」と感じていた。そこで今回は、そんな経験を元に上京したての地方出身者が東京を「冷たい」と思う瞬間5選をお届けしたい。 ・その1「駅員さん」 上京して私が最初に感じた「冷たさ」が駅員さんだ。初めての新宿駅で迷った私。改札で「東口はどちらですか?」と聞いた時、「あっち」と指さした駅員さんの仏頂面は今でも忘れない。本当にこんな場所で暮らしていけるのか……。そんな不安が頭をもたげ、泣きそうになった。 ・その2「電車」 電車の混雑にも度肝を抜かれた。あまりのぎゅうぎゅう詰め具合に「バッテラにでもなったのか」と思ったくらいである。さらに、荷