11月22日明朝、福島県沖で起きた震度5弱の地震は津波の発生に伴い、社会中に東日本大震災・原子力事故を連想させました。同日、福島第一原子力発電所から南に約12kmに位置する福島第二原子力発電所3号機では、使用済み燃料プールの冷却停止のトラブルが起こり、こちらについても社会中に大きな不安を与えることとなりました。 福島第二原発3号機使用済み燃料プールの一時冷却停止の問題は、原因が警報の誤作動よること、温度上昇も0.2℃で収まったことから、鎮静化をたどっています。 しかし、この事象を紐解けば、今も変わらぬ東電体質と私達が原子力に対して相変わらず委ねるしかない状況が浮き彫りになります。 ことが起きてから知るが続く報道福島第二原発3号機設備概要 東京電力HDホームページより社会不安に大きく繋がった一つの要因が、私達は原子力発電所そのものをよくは知らないということです。原発事故後の報道は全てことが起